【喜寿の由来】※読み方:きじゅ
喜寿の「喜」という草書体にすると「七十七」に見えることが由来と言われています。「喜」という文字が縁起の良い文字ということで、数え年の77歳で迎えるにあたり、長寿を祝うに相応しい字として古くから使われてきました。また、喜寿祝いの際には紫色が習慣として用いられます。歴史を紐解くと聖徳太子の時代から紫色は、身分の高い人だけが身に着けられる色であり、現在我が国では特別な色として扱われ、喜寿の際には敬意を表す意味で用いられています。
【プレゼントは何がいいか?男性と女性の場合。】
男性であれば、お酒を飲む習慣がある方にはネーム入りラベルの貼った酒(日本酒、ワイン、焼酎)が喜ばれるようです。女性の場合は、喜寿といってもファッションに気を遣う女性らしさは健在なので、洋服が人気。この場合もさりげなく紫色を取り入れることがお勧めです。
男女問わず、高級レストランへの食事に連れて行く…というのも喜ばれるお祝い方法のひとつです。
【なぜそのプレゼントが喜寿に良いのか。】
ネーム入りラベルが貼った酒の場合、特別感が味わえることがお勧めできる理由のひとつです。「祝喜寿」と一言添えるだけでも、人生に一度きりのお祝いを喜んでもらえることができると思います。女性の洋服については「何歳になっても綺麗でいて欲しい」という贈る人の想いを洋服を通じ、伝えることができます。
【喜寿になったらお祝い金が必要?必要な場合はいくら?孫も用意する必要がある?】
現金で喜寿をお祝いするケースは少ないようですが、一般的には関係の近い人(例:子供から親へ)の場合、1万円から3万円が相場となっています。現金でお祝いをもらうと、そのお返しに悩むことが多いので、最近は品物をプレゼントするのが主流です。
なお、孫からお祝い金を渡す場合は、5,000円から1万円程度が無難といわれています。
【プレゼントの予算はどれくらいか】
~3,000円 12%
~5,000円 35%
~10,000円 31%
~30,000円 16%
プレゼントの予算としては5,000円から10,000円が相場のようです。
【成功したエピソード】
喜寿を迎えたといえ、元気ハツラツな祖父に向けて、貯めていたお小遣いでトレーニングウェアを贈ったところ、さらに健康維持のモチベーションがあがり、スポーツジムに通い始め、最終的にはマラソン大会に出場して上位入賞を果たした…というエピソードがあります。孫からのプレゼントによって、まだまだ若くありたい!という祖父の思いが伝わりますね。
【失敗したエピソード】
やってしまいがちなこととして、普段から愛飲しているからといって、日本茶をプレゼントすることはご法度。日本茶はお悔やみの場で用いられることが多いので、お祝いの場では避けることが無難な品物です。
また、老眼が気になり始めたからといって、老眼鏡をプレゼントすることも「老い」を認めさせることに繋がるため、せっかく贈っても喜んでもらえないことがあるようなので、こちらも慎重に。他、古くから言われる「櫛」についても「苦」や「死」を連想ささせてしまうので、知識として覚えておきましょう。
【その日おすすめなお祝いプランとは?参考に計画やシチュエーションなど】
最近人気なのはお誕生日新聞です。77年間の生涯において、忘れることのできない日にどんな出来事や、どんなテレビが放送していたのか、当時の新聞でチェックしてみるのは如何でしょうか。生まれた日、初めての出勤日、結婚式を挙げた日、子供が生まれた日など、人それぞれの忘れられない記念日を新聞という形を通し、振り返ってみるのも本人はもちろん、家族みんなで楽しめると思います。男性女性問わずに喜ばれるアイテムですので、ご参考ください。