【米寿の由来】※読み方:べいじゅ
米寿のお祝いは喜寿のように中国から伝わったものではなく、日本が発祥のお祝いです。数え年で八十八歳となる米寿は、文字の通り末広がりのため縁起が良いといわれます。日本の平均寿命よりも高くなる年齢となるため、米寿は本当の意味で長寿とされています。お祝いの際には黄色(金茶色)または金色の物を着ることが一般的です。華やかなイメージのある色を身に着けることで、お祝いの雰囲気も一層明るくなると思います。
【プレゼントは何がいいか?男性と女性の場合。】
米寿という文字が示す通り、お祝いには男性、女性問わずにお米を贈ることが喜ばれるようです。お米を贈ることには、これからも健康に気を付けて、長生きして欲しいという意味もあります。孫、人によってはひ孫も居る年齢です。文字を書けるようになった、孫やひ孫からのメッセージカードも長寿の祝いとして、大変喜ばれると思いますので、ぜひ試してみてください。
【なぜそのプレゼントが米寿に良いのか。】
年齢を重ねる毎にお祝い事に対して、恐縮する傾向があります。米寿ということで、高い金額のプレゼントを用意するよりも、メッセージカードや手作りの品物の方が、気兼ねなく喜んでくれると思います。家族の絆を伝えることで、米寿からも更に元気で過ごしたいという気持ちの糧になることが期待できます。
【米寿になったらお祝い金が必要?必要な場合はいくら?孫も用意する必要がある?】
お祝いに現金を包む場合は、ご自身の親が米寿を迎える場合、1万円~3万円が相場となります。お祝いとはいえ、決して安くない支出となりますので、家族内できちんと話し合いをおこなうことが無難です。また、孫が祖父母の米寿をお祝いする場合、5,000円~1万円程度が相場となります。中には可愛い孫から現金を受け取りたくない、と考える祖父母も居るので、現金が良いのかどうか、事前にしっかり検討しておきましょう。
【プレゼントの予算はどれくらいか】
~5,000円 22%
~10,000円 51%
~30,000円 26%
長寿のお祝いですので、プレゼントの予算も10,000円から30,000円が平均となります。
【成功したエピソード】
車椅子を使わなければ歩くことが大変になったおばあちゃん。迎えた米寿の祝いには、小学生の孫が専属ヘルパーとなって、おばあちゃんの車椅子を押してあげてサポート。家族みんなで温泉に一泊旅行に出掛けて、おばあちゃんのお祝いをすることができた…というエピソードがあります。衰えた身体を孫が支えてあげたことで、おばあちゃんにとっても忘れらない出来事となったことでしょう。
【失敗したエピソード】
米寿だからといって、身体は衰えても気持ちは元気!という方もいます。そのため、「米寿」「米寿」と年齢を意識させるようなお祝いをすることは逆効果になるかも(笑)。お祝いされる当事者が米寿を迎えるにあたって、どんな気持ちでいるのか、あらかじめリサーチしておくことが失敗を回避する手段といえるでしょう。
また、食べ物をプレゼントしても、糖尿病などで食べることを控えるように…とお医者さんから言われている場合もあるので、同様に事前に下調べしておく必要があります。
【その日おすすめなお祝いプランとは?参考に計画やシチュエーションなど】
日本の平均寿命を越えても元気な証といえる米寿。一度しかないお祝いは、ありきたりですが家族から感謝の気持ちを伝える好機にしてみては如何でしょうか。日頃伝えられない思いを手紙に書くだけでも、受け取る側にとっては嬉しいことと思います。
体力的にも遠方に旅行に出掛けることが難しい場合もあります。自宅から手頃な場所で食事をしたり、好物の食べ物をテイクアウトするなど、こじんまりでも優しい気持ちになれる環境でお祝いすることをお勧めします。