【白寿の由来】※読み方:はくじゅ
99歳を祝う白寿。漢字の「百」から上部分の「一」を引くと「白」になることが由来とされる、日本で生まれたお祝いです。他にも、不老不死を得た仙人のイメージに近づくことから、白髪に白髭の仙人の姿にあやかって白寿、とした説もあります。99歳といえど立派な長寿ですが、あと1年で100歳となるため、来年も元気で居て欲しいと本人よりも周囲が切実に願うことが特徴といえます。
【プレゼントは何がいいか?男性と女性の場合。】
白寿はその名の通り「白」という字が入っているため、白色の物、中でも白色の花を贈るケースが多いです。お勧めは胡蝶蘭。品位が高く、白い大輪の花を咲かせる胡蝶蘭はお祝いの品物に相応しいといえます。女性は喜ぶことの間違いない胡蝶蘭ですが、男性の場合には花と違う物を贈る方が無難かもしれません。日常的に使用してもらえる湯呑など如何でしょうか。
【なぜそのプレゼントが白寿に良いのか。】
胡蝶蘭がお勧めなのは、やはり白寿という名前にちなんだ「白」の花だからです。神聖な印象のある胡蝶蘭は99歳をお祝いするには最適のアイテムといえます。また、男性にお勧めの湯呑については、日々使えるものであり、水分を補給する重要性がある高齢者にとってマストアイテムになり得るでしょう。
【白寿になったらお祝い金が必要?必要な場合はいくら?孫も用意する必要がある?】
長寿をお祝いする機会ですので、お金を包む場合ならば最低でも10,000円は用意する必要があります。子供が両親の白寿をお祝いする場合は、20,000円から30,000円程度が相場です。孫の立場から祖父母をお祝いするならば、10,000円から30,000円と幅は広いですが、この程度の予算は考えておきましょう。人生の大先輩を皆で盛大にお祝いすることが望まれます。お祝い返しなど気にせず、気持ちよく祝福しましょう。
【プレゼントの予算はどれくらいか】
~10,000円 51%
~20,000円 42%
~30,000円 24%
上記したように最低でも10,000円程度の予算が必要となります。
【成功したエピソード】
99歳ともなると、物欲や食欲も低下することが自然のなりゆき。高価な品物をプレゼントするのではなく、家族みんなが勢揃いして「おめでとう」と言葉で伝えたところ、涙を流して「長生きして良かった」と喜んでくれた…というエピソードがあります。家族の優しさや暖かさを伝えることが、当事者にとって何よりの喜びになります。家族みんなが揃うことは容易ではないと思いますが、白寿のお祝いに一肌脱ぎましょう。
【失敗したエピソード】
「白寿なので白色の服をプレゼントしよう」と思いつき、お祝いをする際に白色のちゃんちゃんこ・頭巾をオーダーで贈ったものの「死に装束か!」と大激怒され、せっかくのお祝いが散々な場になったというエピソードがあります。白色の衣装については、やはり縁起が悪いと思われる可能性が高いので、プレゼントするのであれば慎重な下準備が必要といえるでしょう。同じように「苦」や「死」を連想させるような品物も避けることが無難です。たくさんの経験を積んできた先輩に向けて、細かな配慮を忘れずに。。。
【その日おすすめなお祝いプランとは?参考に計画やシチュエーションなど】
コロナウィルスの影響もあり、家族みんなが勢揃いしてお祝いすることも暫くはできない状況にあります。そうした中でもオンラインツールを活用すれば、遠方に暮らす家族からも「おめでとう」のメッセージを贈ることが可能です。画面越しであっても、顔は認識できるでしょうし、言葉も届くはずです。コロナウィルスが原因で閉鎖的な社会になってしまいましたが、工夫さえすれば白寿のお祝いはきっとできます。色々試してみましょう。