【卒寿の由来】※読み方:そつじゅ
「卒」という感じの略字である「卆」が「九十」と読めることに由来しています。長寿のお祝いは、中国から平安時代に伝わったもので、1,000年の歴史があるとされています。昔は90歳まで生きられることがほとんどなかったため、卒寿のお祝いはされなかったともいわれています。ちなみに、卒寿のお祝いの色は古稀や喜寿と同じく紫色です。紫色の中でも深い色合いの紫色が好まれているようです。
【プレゼントは何がいいか?男性と女性の場合。】
長寿のお祝いは、祝いの色を基本としたちゃんちゃんこが贈り物として選ばれることが多いのですが、やはり着る機会はありません。記念に残るものですので、贈り物としては問題ありませんが、せっかくなので、喜んでもらえるプレゼントを送りたいですね。
男性であれば、お酒やおつまみセットなどが喜ばれるようです。女性であれば、やはり紫色をベースにしたお花が喜ばれます。アクセサリーなどもいいですね。
【なぜそのプレゼントが卒寿に良いのか。】
男性へのプレゼントのお酒は、飲んでしまえば終わりですが、ボトルに名前入り、写真入りなどのオリジナルラベルのお酒を送ると、飲んでしまった後でも記念に残るので、大変オススメです。女性へのプレゼントのお花ですが、高齢になると手入れをするのが大変だったり、枯らしてしまうのも残念です。ですので、生花よりは値が張りますが、プリザーブドフラワーなどはずっと飾っておけるので、こちらもオススメです。
【卒寿になったらお祝い金が必要?必要な場合はいくら?孫も用意する必要がある?】
卒寿祝いで、お祝い金(ご祝儀)を送る場合の相場として、一般的なのは、子供が両親へ贈る場合は、20,000円から30,000円、孫が祖父母へ贈る場合は、10,000円から30,000円、
親族へ贈る場合は、5,000円から10,000円という金額が相場のようです。卒寿になると孫も社会人になっている人がほとんどだと思います。金額より思いやる気持ちが大切ですので、あまり相場にとらわれなくてもいいでしょう。
【プレゼントの予算はどれくらいか】
~3,000円 8%
~5,000円 26%
~10,000円 42%
~30,000円 19%
30,000円~ 5%
プレゼントの予算としては10,000円から30,000円が相場のようです。3
【成功したエピソード】
卒寿に子供、孫、ひ孫の似顔絵を描いた絵とお祝いメッセージが書かれたものを額に入れてプレゼントしたら、とても喜んでくれて、部屋に飾ってくれたというエピソードがありました。なかなか会えない孫やひ孫の顔がいつでも見ることができますね。
また、昔のビデオテープで録画したホームビデオをDVDに変換してプレゼントするというステキなエピソードもありました。昔を懐かしむ時間をプレゼントできて、ステキですね。
【失敗したエピソード】
ほかの長寿のお祝いと同様ですが、「年齢」を感じさせるようなプレゼントはご法度です。使ったらなくなってしまうようなものも避けておきましょう。いつまでも元気でいてほしいという思いを込めて、プレゼントを選んでみてください。
【その日おすすめなお祝いプランとは?参考に計画やシチュエーションなど】
人生90年ともなると、日本人の平均寿命も超えるご長寿といえます。まだまだ元気な人もいますが、なかなか思うように体が動かない人もいると思います。卒寿を迎える方の体調を考えながら、できるお祝いをしましょう。無理に誕生日にお祝いをしなくても、敬老の日や年末年始など、祝日だったり、大型連休で家族や親戚が集まりやすい日を選んでお祝いをするというのもいいでしょう。家族や親戚一同で、レストランなどでお祝いというのもオススメですが、出かけるのが難しければ、自宅で飲食店の味を楽しめるケータリングなどもオススメですよ。