年末の大掃除では、
いつもはあまり力を入れないところにも
気を配ってきれいにしたいものです。

毎日の掃除では玄関は掃くだけで、
靴箱の中は砂だらけ、照明器具はすっかり忘れて
気が付かけば埃がたまっていたなどということも
多いかもしれません。

ここは気合を入れて掃除したいものですが、
できれば短時間で簡単に
きれいにする方法を考えたいと思います。

大掃除の手順としては高いところから始めて、
低いところへ移行したいので、
天井の掃除が終わったら、
照明器具に取り掛かりたいところです。

また大きな家では奥の部屋から始めて
玄関で仕上げるのが理想的ですが、
必ずしも最後でなくても台所やお風呂場など
時間のかかりそうなところが終わったら
玄関も掃除し、
できるだけ短時間で済ませたいところです。

玄関の掃除は

靴やサンダルは靴箱にしまい、
傘立てや傘は外に出すか室内に仮置きします。

箒でゴミや埃、砂や泥をとり、
水洗いができる場所ならば
デッキブラシを濡らしてこすり汚れを落とします。
古新聞や雑巾で水気を拭き取り、自然乾燥させます。
できれば、玄関のドアを開けた状態で
乾燥させるとなお良いです。

水拭きが無理な場合は
固く絞った雑巾で汚れを落とし、
乾拭きをします。
頑固な汚れは
中性洗剤を水で薄めて雑巾に含ませて拭き、
水拭きのあと乾拭きします。

ドアのノブの周りは
手垢で汚れていることが多いので、
水拭きできれいにします。

靴箱の上や中も汚れているので、
靴箱の中は靴を出して、
箒で埃や泥をはき出してから、
かたく絞った濡れ雑巾で拭いてから乾拭きして、
しばらく扉を開けたままで
乾燥させてから靴を入れます。

照明器具の掃除は

照明器具は明るい日中に済ませます。
まず電源を切り、カバーを外します。

中の虫や埃を掃除機で吸い取るか、
モップで払い落します。
化学シートで拭きますが、
汚れがひどければ風呂場で、
住宅用洗剤を使って洗う方が良いでしょう。

蛍光灯や電球を乾拭きします。
もし蛍光灯が暗くなっているときは
新しいものに変えましょう。

玄関の念入りの掃除は
一か月に一回ぐらいはやりたいものです。
特に湿気の多い梅雨時などは
掃き掃除と同時に乾拭きをして
湿気を取っておきたいところです。

照明器具は一年で20％程度明るさが低下するので、
目の健康のためにも二か月に一回は
埃を払い電球をきれいにして、
十分な明るさを保つことが必要です。

家族が多いと玄関は汚れやすく、
しかも来客の時は一番目立ちます。
照明器具は高いところにあるので、
掃除のときにも忘れがちです。
背の低い人にとっては
掃除しにくいところでもあります。

ですから、毎日の掃除のときに工夫して
できるだけ埃をためずに
楽に掃除をすることを心掛けるのが良さそうです。
玄関は砂ぼこりが付きやすいので、
小型の箒と塵取りを用意しておいて、
毎日まめに掃き掃除をしてきれいに保ちましょう。

また玄関の外に、泥落としマットを敷いて、
入る前に各自が靴の泥を落とすようにすると
ずいぶん違います。

また水気があるとカビや臭いの原因になるので、
玄関にぬれた傘や長靴を
長時間放置しないように気を付けたいですね。

照明器具は高いところにあるので、
フロアワイパーで天井や壁の埃を払うときに一緒に
カバーの埃も払っておくのが得策です。
まめに埃を払っておけば
本格的な掃除は２～３か月に一回でもきれいに保てます。

玄関や照明器具の掃除は埃を取り、
水拭き、乾拭きが基本です。
大掃除の時は特に玄関を水拭きし
よく乾燥させましょう。

照明器具はカバーを外して、
化学シートであるいは風呂場で本格的に
洗剤を使って洗い流しましょう。

電球や蛍光灯も乾拭きし、
古いものは新品と交換し
十分な明るさを保ちたいものですね。