年末の大掃除は28日に始めるのが一般的ですが、
忙しい現代人は3日も4日も
大掃除だけをしてはいられません。
何とかして効率よく、
できれば1日で綺麗にしたいと
思う人も多いでしょう。
掃除の順序をよく考えてやれば
無理なく1日で完了できるようです。
そのコツをご案内しましょう。
庭のある大きな家なら、
外回りから始めて、屋内へ。
家の中では、奥の部屋から初めて玄関に向かって、
部屋の中では高いところから低いところへ向かって
きれいにするのが効率的です。
こうすれば一度きれいにしたところに
また埃を落としたり、きれいになった場所を
雑巾バケツを持って通ったりすることがなく
もう一度掃除しなおすことなしに、
スムーズにきれいにできるからです。
年末の大掃除ならば大体日程は
決まってしまいますが、
一日で仕上げることを目指すとなると、
拭き掃除や、乾燥させることを考えて、
できれば天気の良い日に実行したいものです。
また午前9時頃から始めて夕食前の5時ぐらいには
終わりにすることを目指しましょう。
掃除に取り掛かる前に、
まずは不用品を片付け、
掃除に必要な道具を
そろえておいてから取り掛かりましょう。
部屋が散らかっていると
片付けるだけでも時間がかかり、
捨てるべきか迷っているうちに
夕方になってしまった
ということにもなりかねません。
また掃除を始めてから、
雑巾がない、洗剤を切らしていた、
では効率よく掃除は出来ません。
掃除は外から中へ、
上から下へ、奥から正面へ、を基本に、
それぞれの場所の掃除のポイントと
掃除方法の例をご紹介します。
まず外回りは庭を掃きます。
広い庭ならば竹箒や熊手を使って
一気にきれいにしましょう。
窓や網戸は長い柄のついているガラス磨きや
デッキブラシ使ってきれいにします。
部屋の中は奥からワイパーで天井や壁、
照明器具の埃を取り電気の傘やカバーを
マイクロファイバークロスや雑巾で拭きます。
天井や壁の埃が落ちてから、
掃除機で床や畳の埃を吸い取ります。
床の水拭き乾拭き、
畳は固く絞った雑巾で拭き乾拭きをします。
風呂場は風呂場洗剤で洗い、
必要ならカビ取り剤でカビを落とし、
水洗い乾拭きをします。
台所は、コンロの五徳や換気扇を取り外して、
住まいの洗剤や重曹を入れたシンクで
つけ置き洗いをします。
シンクとコンロの周りの頑固な汚れを
クレンザーや油汚れ専用洗剤で落とします。
五徳や換気扇の汚れが浮いてきたら、
それぞれ水洗いをしてから雑巾で拭いて乾かし、
元のところに取りつけます。
トイレは床の埃を吸い取ってから、
床や便器をトイレ洗剤や重曹を使って拭き、
最後に乾拭きをします。
もしタンクの周りや裏側にカビが生えていたら、
住まいの洗剤やカビ取り剤できれいにします。
洗面所は床掃除をしてから、
洗面台や鏡をアクリルタワシ、
メラミンタワシなどできれいにします。
玄関は床を掃き、靴箱の中の埃を掃除機で
吸い取り余裕があれば水拭きと乾拭き、
床は水洗いまたは水拭きしてから、
乾拭きして十分に乾かします。
年末に短時間で楽に大掃除をするには、
毎日の掃除で出来る限り埃を取っておいて、
頑固な汚れを残さないようにしておくのがコツです。
台所ならばシンクの汚れは夕食の後に
クレンザーで一磨きしておく、
レンジまわりも使うたびにぬれ布巾で拭っておく、
レンジフードも油でべとべとになる前に
まめに拭き取っておけば大掃除でも
2時間あればきれいにすることが出来るでしょう。
お風呂場も同様で、
毎日アクリルタワシで風呂桶や床を磨いておけば、
洗剤を使わなくてもかなりきれいになりますから、
年末にカビ取りをする際に簡単に済ませられます。
毎日の掃除の積み重ねが
年末の掃除を楽にする最大のコツです。
大掃除は、外から中へ、上から下へ、
奥から正面への基本に沿って
、できれば一気に一日で
終わらせたいところです。
普段まめに汚れを落としておけば
比較的楽に全部の場所を
きれいにすることができます。
大掃除を天気の良い日に一気に終わらせて
気持ちよくお正月を迎えたいものですね。